Effortless Life
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France

パリ&アントワープ旅⑦ アントワープ最終日

【2009年5月】
(過去ブログから旅日記移行中です。文章&写真はそのまんまです。当時はミラノ在住。)

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ネロとパトラッシュのお話「フランダースの犬」の最後の舞台はここの教会。日本人がたーくさん。パリよりも静か。

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 昨日は・・また何だか寝るのが遅くなって、起きたら9時すぎ!顔も洗わず(失礼!)、朝ご飯を食べにいく。階段を降りるところにトイレがあるのだけど・・いきなりドアが開いて、黒いボクサーパンツをはいた巨大な外人が出てきてびっくりした・・・。一瞬止まってしまいましたよ。通路もせまいもんで・・。前の晩はサッカーがあったみたいで、近くのパブがにぎわってました。

街に出たのは・・11時すぎ。やたらと時間があるので・・昨日行けなかった場所はどこだっけ?と思いだしてみたら・・ほとんど行きたいところは行ってました笑 ということで、また恐ろしく時間があったので散歩しまくる・・。いったいどれだけ歩いたら私は気が済むのだろーか。雨が降っているのに歩き続ける。

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 市庁舎 

駅からブリュッセル空港行きのバスが出ている(便利!最初はブリュッセルまで電車で行って、そこから空港に行こうと思っていたので)ので、16時のに乗る。バスに乗ったら・・・何だか安心したんだかわからないけれど、ものすごい深く寝れた。ひとり旅になってからというもの・・・緊張していたんだろうなぁ。四泊の宿にも凹みっぱなしだったので(宿代はあまりけちってはイケマセヌ!)、疲れがたまっていたのかも。昨日なんて10時間くらい寝たのに、あくび出っぱなし。言葉もまーーーったくわからない場所にポンと飛び込んで、頭がいっぱいいっぱいだったのかしら?いや・・イタリアでも一杯いっぱいですが汗  

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アントワープは不思議な街だ。ダイヤモンドと港湾での貿易で栄えたという歴史を持つ傍ら・・・現代的でなお且つエキセントリックなものが育つ下地がある。さまざまな国籍の人を小さい街でたくさん見かけたし、ミラノよりもずっとインターナショナルだと思った。ファッションに関していえば・・セクシーさを全面に押し出したようなものよりも・・もっとコンセプチュアルなもの、自分の考え方や哲学みたいなもの・・が好まれるような気がする。セクシーが悪いとか、そういうことではなくて・・・性を越えた、「ひとりひとりの人間」に向けての洋服。だから・・とても多様。年齢のふりわけを感じるものはほとんどなく、色はかなり控えめ。そして・・ベルギーデザイナーの服には・・ほとんどMADE IN BELUGIUM と書いてある。装苑によると・・アントワープファッションは作り手と受け手の距離が近いところ、小さな街中で完結できるところ、都市のように商業的ではなく、クリエイティブな部分に集中できる環境が整っているから。アントワープ王立美術アカデミーの存在はもちろんだけれど、「しずかに集中できる」環境なんだろうな・・・と町を歩きながら思った。静かとはいえ、退屈ではない。まだまだ色々なものが隠れていそうな、アントワープでした。

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 ながーい旅行記もこれでやっと終り笑 読んでくれた皆様ありがとうございます。パリはやっぱり一大観光都市ですね。見どころも多いし、ならでは!なものがたくさんあります。パリにきて逆にもっとイタリアを見たくなりました。せっかくイタリアに住んでいるだし、その土地に実際に行ってみる、食べてみる、歩いてみる、調べてみる・・・というのはとても刺激的で飽きないし、中毒性がある笑 パリもアントワープもオリジナリティがとてもあって、「くっきり」していました。特にアントワープはとても不思議。ヨーロッパの一都市、というかベルギーという小さな国(と勝手に思っていました・・)の1都市にしては、すごーく多様性があるなぁと。旅日記はこれで終わり。撮ってきた絵画については・・テスト勉強の合間とかにちょこちょこ足していきます。

次の旅行記はニース旅です。