Effortless Life
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Eastern Europe

東欧の旅② ウィーンの続き

【2010年7月】
(過去ブログから旅日記移行中です。文章&写真はそのまんまです。当時はミラノ在住。)


冷房のおかげで信じられないくらいぐっすり眠れました。ミラノと気温は同じくらいだけれど、日陰はかなり涼しく風が吹くと気持ちよい。たぶん湿度が無いんだろうな。暮らしやすそうですねーウィーン。街はそこはかとなく上品で、ごみごみしてないし。町のセンターのところはさすがに人は多いけれど、治安が悪い雰囲気もないし、落書きもなし。物乞いもいないし。す、すごい・・・ぜ。街のつくりがチューリヒにそっくり。川の位置や街並。あ、スターバックスもあるし、マクドナルドが整然としていて驚きました。歩き疲れて夕方一休みで入店。店員が働きものであっという間に食べ終わったトレーやゴミを片付け、机とイスを拭く!床も掃除!負けたわ、これ。お客さんもちゃんと自分でゴミを捨てに行く人がほとんどでした。い、イタリア・・・私は面白いところに住んでいるなぁなんて思いました。イタリアでは食べっぱなし、店員は掃除しないし・・マクドナルド=汚いので入らない。

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ホテルの朝ご飯は充実していたのでのんびり美味しく頂きました。ベーコンと卵を朝に食べたなんて・・たぶん今年初だわ。9時ころ部屋を出て、電車に乗り・・オペラ座方面へ。下車後、路面電車に乗ってベルベデーレ宮殿へ。以下ガイドの説明・・・宮殿はトルコ軍を破った英雄オイゲン公が18世紀初頭に建造した夏の離宮。見事なシンメトリーの美観を見せるこの宮殿は上宮と下宮からなり、間に色鮮やかな花が咲き誇る美しい庭園が広がる・・・とのこと。ひ、ひろーーーーい。シンメトリーな建物が好きですね、バロック建築。

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庭にはスフィンクスがあったり、中の美術館には好きなクリムトのコレクションがたっぷり。クリムトとは・・・金泊を使ったりした面白い技法で有名な画家。「接吻」の本物がありますよ!クリムトの描く甘美な女性像、美しいシーンなのになぜか死の予感といつも隣り合わせな雰囲気・・家にも画集があるのにまた買ってしまったよ。

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ちなみにコレが「接吻」。手の位置とか顔の角度、素敵ですね。発表と同時に政府に買い取られた、クリムトの代表作。カンバスは正方形なんです。

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これが「ダナエ」。何を感じているのでしょうか・・・エクスタシー?エロティックな作風なんだけれど、それだけに終わらない雰囲気がたまらない。

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そんなに混んでいなくのんびり楽しんだ後は・・・シェーンブルン宮へ。世界遺産です。ドイツ語だと・・・「美しい泉」という意味。ハプスブルク朝の歴代皇帝の夏の離宮。庭園もとにかくひろーーーい。皇居の3倍くらいあるんじゃないかってくらい。何時間ぶらぶらしたんだろか。

散策を楽しんだ後、電車にのってセンター方面へ移動。それにしても・・本当に電車が静か。携帯で話している人もおしゃべりしている人すらいない・・。イタリアだとハンズフリー携帯で身ぶりてぶりで朝から晩まで話している人が多いというのに。お国かわれば人かわる、ですね。

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最後の美術館、クンストハウスへ。フンデルトバッサーの美術館です。モザイクやカラフルな建物や彫刻で有名な建築家、アーティスト。彼の作品には直線というものがまるでない。「束縛されるな、追随するな、定規で引いたものには不信を 直線は胸に抱くな、自由であれ、そうすれば何者にも脅かされぬであろう」 とは画集の言葉。環境問題にも意欲的で屋根の部分が芝生になった家のデザイン、植物の水やりシステムや今でいうエコハウスの原型のような模型も沢山。ちょっと行きにくい場所だけれど、行けてよかった!

まだ16時・・・・汗だくだけれどぶーらぶーらとドナウ川沿いを歩く。あっついなぁ・・。

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ヌードルショップ。元気な中国人がたくさん働いていました。ご飯の上に照り焼きソースのかかったチキンとか、春雨いためとか沢山。結構混んでてみんなおいしそうに食べてました。私も春巻きを買ってみた。チリソースもついていて美味しかった。

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休憩で入ったマクドナルドにて。観光疲れの叔母様達が・・もしかしてこれiPad ?かな?撮った写真を一緒にみながら涼んでました。なんだかなごんだ。

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19時半くらい。