Effortless Life
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Life at Milan (2008-2010)

7年前の夏、1人で生活していたミラノで思っていたこと

もうずいぶん前になりますが、私は29歳→32歳の間に
イタリアに留学していました。当時もせっせとブログを書いていて
日々の出来事や心情を書き記す日々。たまに読み返したりしつつ・・
自分のしつこいブレないところや、何かに感動した気持ちを
思い出したりしています。

2010/7/9 のエントリー 「別れと始まり」があります。
今読んでみても、当時の気持ちがめちゃくちゃリアルに
思い出せて、そして自分の軸みたいなものはあまり変わっていない笑

私にとって、あの時一人で過ごした2年間は本当に自分のベースに
なっていて、仕事やバカンス、自分で考えること、決めて
いくことの大切さを痛い程感じました。

何かの参考になればーってことで、再掲します。

2010/7/9  別れと始まり

今日、またひとつ決めた。
帰国日を決めてチケットを申し込んだ。8月28日。
色々考えたけれど、8月末に東京に帰ることにしました。
先方には丁寧に断りの挨拶を入れて・・と。
沖縄に住む妹と東京に住む妹の出産がほぼ同時期に8月にあるのと
沖縄の妹は9月に与那国へ帰ってしまうので・・。ほか将来の事や
自分の気持ちをもう一度整理したら・・・8月の帰国ということに。

決めたくせに寂しい。
自分のことなのに、自分のことじゃないみたい。

モノや恋人もそうだけれど、いつもあったものが目の前から
日常からふっと無くなると、胸が苦しくなって、昔のことばかり
思い出して、喪失感で一杯になる。どこ、どこなの・・・って
探して、でも見つからなくて。

けれど、私は今まで過ごしてきた時間や一緒にいた人達の
良い思い出は決してなくさないと思うし、忘れない。

今はまだ・・ひりひりと
傷口に塩を塗っているみたいでちょっと痛むけれど。
イタリアの長い長い夏に、永遠の片思い状態だけれど。

ここに来れたこと、勉強を頑張ったこと、少ないけれど
良い友達と知り合えたこと、健康でトラブルもなく過ごせたこと。
そして沢山の街へ出かけ、歩きまわり、「もてあます程の時間」という
モノの存在を感じられたこと。

こんな贅沢なこと、なかなかないって思う。

色々な人間がいて、進路があって、生き方があって、チョイスがあって。お金の使い道や、時間の過ごし方、結婚に対する考え方や家族というもの。誰かを好きになること、誰かに傷つけられること、傷つけること、思いを伝えること、ひとの幸せを願うこと、やっぱりいつも笑顔でいることに大切さや、人生を長い目でみてハッピーである選択をいつもすること。決して焦らず、たゆまず、バカンスもいれて、そしてまた繰り返し。 様々でいいんだ、決まったものなんて無いし自分が決めた以上は受け入れるのみ。

死ぬ時はひとりだし、結婚しても独身でいても家族がいても、みんな「個人」だと思っているので、自分をもっと大切にしようって思う。わがままに傲慢になることではなくて、もちつもたれつ、give & take でも慣れ合いはお互いによくないし、親しき仲に礼義ありって思う。

あまり回りの目や世間などは、気にならなくはないけれど・・もう少し図々しくなってもいいんじゃないかな。操縦席に自分が座らないと、誰かに操縦されてしまう。操縦するのは難しいし、山にぶつかりそうになったり、トラブルがあったり、墜落することもあるかもしれない。けれど誰かの操縦に慣れてしまうと、ぶつかりそうになった時のブレーキの使いかたとかわからないからそのまま一緒に墜落してしまうかもしれない。

もうすぐ誕生日ということもあるし、何だか色々と感じることが多い。
こういう女性になりたい・・なんて前は結構はっきりしていたけれど
良い意味で自分のベストバランスがわかってきたので、余計なものが
どんどん落ちている感じがする。
大切なものはちゃんと守る、全力で愛せる人になりたいな

というのが最近思うこと。蟹座っぽいんですが笑

次に始めること、始めたいこと。やりたい仕事。
まだちょっと具体的になっていないけれど、またここで書きます。

人生は別れることの連続だ。
けれど出会うことの連続でもある。

またつらつら書こうと思います。
こういうノリなブログもたまにはいいかと。

よい週末を!