Effortless Life
Category
Running

酷暑のデスレースを体験しました・・かすみがうらフルマラソン完走まで 

今季(2016/10-2017/4)最後のフルマラソンレース、かすみがうらマラソンに出てきました。こんなに辛いレースは今まで初めて!みぞれが混じるレースも体験済みですが、酷暑の方が100倍辛かったですね・・。さて、レースを振り返ります。

酷暑

4月の中日なのに、ビックリするくらいの夏日。東京でも26度くらいになり、大会のあった茨城県土浦市でも26度まで最高気温が・・。地面からの照り返し、ほとんど日陰のないコース、時折ちょーっとだけふくあまり爽やかではない風・・・でとにかく暑かったですね。その割にはちょっと給水ポイントが少なく、途中の自動販売機でコカコーラや、お水を買うランナーが続出していました。私設エイドの水やお茶補給がとにかく嬉しかったです。ミストシャワーもありがたかった!脱水症状になると、脚がつったり、めまいの症状が出るので・・今回は始終救急車のサイレンを聞いていたような。ドクターマークをつけて走っていたお医者さんランナーは、路上で座り込んでいる方を見つけたらすぐに症状を聞いていたりと・・・それほどの暑さでした。私もエイドの度に補水は欠かさず。それでもトイレには行かなかったので・・どれだけ発汗していたんでしょう ><

レース展開と大トラブル発生!

ブロック整列時から既に暑い!立っているだけで暑いのに・・走り出したら何がどうなってしまうんだろう?!と不安一杯の中のスタートでした。ざっくりと振り返ってみます。

スタート~10km
今回は初めてイヤホンを装着して走ってみました。どうせ長いながいフルマラソン。オーディオブックや読みあげ機能を使って、本を何冊が耳読しちゃおうなんて思いつつ。スタートから10km位までは、U2の「Song for Innocense」で気持ちは持ちあげていきました。直射日光とアップダウンが初回からずーっと。暑さでここまで体力が奪われるとは!先行きがどんどん不安になってきました・・(NBと書かれている黒T着ているのが私です)

17976494_1642049852502683_603707072_o

10km~関門17kmまで
Garminでペースを追いかけていたので、今回の酷暑の影響(もちろん走力不足も!)でまーーーったくペース通りに走れていないことが解り・・やばい、関門アウトするかも!という恐怖感で一杯に。この時点ですでに歩いたり走ったりの繰り返しになるという、情けない状況。頭に言い訳を100個くらい作って、U2の音楽も止めて、とにかくネガティブスピリット全開!楽しむ余裕も全くなく、とにかく「関門アウト」の恐怖が頭をよぎって消えませんでした。途中のエイドで水が欲しい、けど紙コップがない!というところで、手のひらでお皿をつくって水をもらいました。2回くらいごくごくと。 しばらく走り続けてから気付きました。「あれ、ペース表がない!」 手ににぎりしめていたので、水をもらった時にどこかへ落としてしまったようです ><  まだ半分も走っていないのに、ペース表もなくなってしまいました。今が何時なのか、あと何キロ地点までどれくらいのペースで走ればいいのか・・ぼーっとする頭で計算して。無我夢中で関門は無事に突破・・。関門の標識もなく、「もしかして17.95km関門なのかも?涙」なんて思いながら走り、18km地点まで行けたときの安堵感は忘れられません。

17km~30kmまで
関門突破した安心感と、ペース表を無くしてしまった諦め感もあり。ちょっと気持ちも楽になってきました。引き続き太陽の照り返しはきつく、日陰もまったく無い農道をひたすら走っていきます。音楽も聞かず、ペースをチェックしながら。このときは6.50ペース位をキープして、黒あめを舐めたり、バナナをもらったり、でひたすら進んでいきます。

30km~35kmまで
30kmの標識が見えると、あと12kmで終わりだーー!!っていつも思います。が、これからが本当に長いんですよね・・フルマラソン。早くゴールしたいけど、ペースアップ出来る体力なんて全くなし。歩けば歩くほどゴールは遅くなる。もう本当に、一歩ずつ進むしかなし。エイドの水やスポーツドリンクをもらいつつ、梅干しやバナナ、クリームパン、アンパン等々食べながら前へ前へ。この地点ではちょっと日も陰ってきて、すこーしだけ楽ちんになりました。変わり映えしない農道、田舎道をひたすら・・。ちょっと飽きている気持ちもあり。

17948387_1642049909169344_100845750_o

35km~40kmまで
救急車のサイレンを聞く回数が増え、目の前で倒れるランナーが続出してきたのがこの地点。曇りから快晴になり・・また暑い時間帯に。この時点では、距離表示が出るたびに「あと5km、あと4km」ってずっと思いながら走っていました。ペースは8分台ぎりぎり。それ以上は全然走れません。膝の痛みが出なかったのが救いでした。コースも延々と続く農道・・。気持ちの盛り下がり感が止まりません。

40km~ゴールまで
「制限時間6時間まで間に合わないかも」という気持ちがよぎりました。時計をみたら、5時間45分を回っていました。今までのワースト記録は大幅更新は別に良しとして、制限時間内のゴールが出来ないのは関門アウトよりもくやしい!という気持ちがメラメラ~っと湧きあがり・・ちょっとだけ脚が前に進みだしました。エイドのお姉さんからも、「まだ制限時間は間に合うから最後まで頑張ってください!」という応援も有難かったです。とはいえ、今までのモーレツな暑さと疲れからの疲労は消えません。こういう時、一番辛いのは「どこがゴール地点かが解らないこと」ですね・・。遠くでも良いのでFINISHと書かれたゲートが見えていると、火事場の馬鹿力が発揮されます!沿道の方が、「この角を回るとゲートがありますよ!がんばって!」と言われた言葉をきいて、がぜん元気に。

制限時間の6分前の 5時間54分で無事にゴールしました。(もう絶対にフルマラソンなんて走らない!と硬く決意)

IMG_5687

 

無事に終わって思ったこと

とにかく。なによりも。「酷暑のマラソンはDEATH RACE」ということです。脱水症状にならなかったのは、塩あめをずーっと舐めていたことと、補水をこまめにしたこと、適度に歩いたからかも?ドクターランナーはしきりに、「今日は特殊な気候なのでとにかく無理しないでください」と呼びかけていました。暑い時のレース、もう今回で最後にします笑 NAHAマラソンに憧れがあったけれど、あっさり消えました。

意外に脚の痛みもなく、足指や膝のダメージはゼロ。筋肉痛が残ったくらいなのはストレッチのお陰だったのでしょうかね。とはいえ体のダメージは、暑さもありかなり大きいと思うので・・今週はスタンディング状態でのパソコン使用とランニングはお休みしようと思います。まずは回復、休養を先行!

関門アウトや、タイムアウトの恐怖感がびっくりする位大きくて、かなり心労でした。まぁ・・練習しろってことなんですけどね。何よりも大きかったのは、ペース表を落としてしまったこと。ウェストポーチとかに結んでおくようにした方が良さそうですね、次回から。最後までなんとか走りきれたのは、もう意地の気持ちのみ。別にフルマラソンをDNFしたって、バスに収容されたって、「今日はやめまーす」って言ったっていいんですよね。誰が気にする問題でもないので。なのに、ゴールがあるとぎりぎりまで粘ってしまいます・・諦めの悪い自分にも再度気付きました笑

参加賞Tシャツがシンプルで良し。れんこんそばをもらいました。

完走証明,mizunoのシンプル過ぎるTシャツ、おそば^^ それとバナナも2本、アミノ酸ウォーターも頂きました。ラップをみるとひどい記録が・・。まぁ、こんな環境で走れって言われたら全力で断りますが・・またきっとレースに出てしまうんだろうなぁ(すでにレース翌日に次回は何にしようかな~と思ってます笑)大会はツライけど、やっぱり楽しい、でも辛い、けどクセになる!いつまでもランニングやスポーツが楽しめる健康体でありたいなと思ったし、走るというシンプルなスポーツの奥深さに結局・・はまってしまうんですよね。もっと長く走れるようになりたいし、趣味としてのランニングはずっとこれからも楽しんでいきたいと思っています。

FullSizeRender (3)

御礼:

お写真提供と一緒にレースを完走したお友達、ゆきこさん! ありがとうございました♪

会場で久しぶりに会えたラン友さん、ありがとうございました♪ また走りましょう^^

FullSizeRender (4)