自分が亡くなった時その道に何が残るのか。
それを自分で知ることは残念ながら誰にも出来ません。
今であれば、twitter, facebook, instagramや
そしてこのブログも「記録」としては残るのだろうと思うと。
自分は何か「道」を残しているのか?
日々真剣に向き合うことって、ちょっと恥ずかしかったり
アツいひとって、熱量高めな人ってださいなって思ったり。
必死で、もがいているなんて・・もっと効率考えようよって
「悦」に入って考えちゃったり。自分は、涼しい顔 してますからって。
ほんと、それが一番・・カッコ悪い。
自分の生命にとって、
そしていつも一緒にいてくれる人達にとって
何か「道」がある、「道」を共有できるような人生って何だろう。
そんなことを考えるきっかけを与えてくれた本に出会いました。
「道を継ぐ」
著書:佐藤友美
49歳で病の為、亡くなった伝説の美容師 鈴木三枝子さん。
鈴木さんの生き方や、お客様との接し方、愛する家族のことと、最後まで
ひた隠しにしていた病気の事。
著者 佐藤友美さんの文章がぐんぐん心に身体に入ってきて、一気に読んでしまいました。ぐんぐん入ってくる、こうして「文章にして残したい!」という本って、自分にとっての図星が沢山あることが多いんです。
鈴木さんが、その命を燃やしながら私たちに残してくれたものはなんだったのか。
今、改めて考えてみたい。彼女が私たちに教えてくれたこと。
ひとつは、仕事は裏切らないということ。一途に打ち込んだ分、自分を救ってくれること。
つぎに、背伸びをすること。いつかはその背伸びは身の丈になるということ。
そして、恐れずに踏み込んで本気で人と接すること。愛すること。
それから、自分が知り得たことを人に受け渡していくこと。
上、もう心に響いて仕方ない。
それは自分がどれも全部出来ていないから。
現状を良しとして、自分さえ良ければって考えて、
新しいことへの一歩を怖がっています。
背伸びをすることはカッコ悪いことでもなんでもない。
日々の当たり前レベルをあげる、と・・今年の夏頃にメモした割には、
流されるような日々に「そこそこ」満足してしまっている。
もう一度、自分の軸を書き出してみよう。
向かいたい先、好きなこと、熱を注ぎたいことに。
「あのね、美容業界のことは美容師が考えるからいいの。黙ってて。あなたの仕事はライターでしょ。ライターだったらまず、自分の仕事を極めなさい。なんの、あの、ださいページは。業界のことをあれこれ言う前に自分のしっかりしなさい」
上、著者:佐藤さんが、鈴木さんに仕事の話しをしたときに言われた言葉。自分の仕事をまっとうすること、こなすのではなく、心を込めて熱心にすること。そしてそれは熱量となって、周りの人たちの熱量も上がっていくという事。
著者:佐藤さんの圧倒される文章に心を打たれ、そして何よりも
鈴木さんという伝説の美容師がいたことを知り、感動しました。
真剣さは、人を、そして周りをキラキラと照らすんだろうな。
